不動産投資の世界では、医師はカモだと言われています。
ムカつきますよね(笑)
少なくとも受験戦争において、勝ち続けてきたはずの医師ですから、多かれ少なかれプライドがあるでしょう。
どこの馬の骨かわからない不動産屋にカモだと思われている、その事実にムカつくと思います。
わかります。
実際、医師は不動産投資の世界ではカモなのでしょうか。
医師は不動産投資の世界でカモなのか
結論から申し上げますと、医師は不動産投資の世界ではカモです。
間違いありません。
何ならネギも背負って、ダシの風呂に入りながら点火されてます(笑)
具材まで揃って、美味しいカモ鍋の一歩手前です。
医師が不動産投資の世界で、カモになってしまうのは、構造上仕方が無い部分もあります。
厳密には、半分仕方がなく、半分は医師側の怠慢です。
医師が不動産投資の世界でカモになる理由
僕が思うに、医師が不動産投資の世界でカモになる理由は、5つです。
医師は
- 信用力が高い
- 給料が高い
- 忙しい
- 自信家
- プロ
だから、カモにされてしまいます。
1、医師は「信用力が高い」から、不動産投資ではカモになる
まず、医師の信用力の高さ。
これが不動産投資の世界では、カモにもなる要素の1つです。
なぜか。
銀行からお金を簡単に借りる事ができてしまうから、です。
不動産投資は、融資を使って行うのが一般的です。
仮に欲しい物件があっても、融資が降りなければ借りる事ができません。
銀行からすると、医師は普通のサラリーマンよりも収入が高く、会社の倒産などというイベントリスクも無いため、貸出先としては優良です。
信用力があります。
信用力のある医師は、不動産投資をするためのローンも、普通のサラリーマンに比べては通りやすいです。
これはポジティブに捉えれば、不動産投資を始めやすいという事ですが、ネガティブに捉えれば、クソ物件でも融資が通ってしまうという事でもあります。
不動産屋さんからすれば、クソ物件でも医師は融資審査が通りやすいため、売りやすいわけです。
そのため、医師が不動産投資を始めると、カモにされやすい部分はあります。
これは「医師に信用があるから」であって、医師の努力うんぬんというよりは、構造上の問題です。
2、医師は「給料が高い」から、不動産投資ではカモになる
医師の給料の高さも、同様の理由でカモ要素の1つです。
医師は給料が高いため、種銭が貯まりやすく、不動産購入の頭金や諸経費を捻出しやすい。
結果的に銀行融資も降りやすく、借りやすく、不動産を買いやすいわけです。
本来なら良い事なのですが、マイナス方向に働いてしまうと、医師が不動産投資界隈で「カモ扱い」される原因を作ってしまいます。
3、医師は「忙しい」から、不動産投資ではカモになる
次に、医師の忙しさ。
医師は忙しさにかまけて、仕事以外の事をおろそかにする傾向があります。
- 財布の中身
- 家族
- 健康
などなど、注意を払うべき所に払えていない医師は、多いですよね。
この「医師の忙しさ」は、不動産投資の世界においてカモ要素です。
忙しい事を理由に、大して勉強しないからです。
医師は、仕事については、真面目な人が多い人種です。
よく勉強します。
しかしなぜか、不動産投資をするにもかかわらず、不動産について全然勉強しない医師の、多い事。
不思議です。
忙しさにかまけて勉強をサボって、片手間に不動産投資をしているようでは、カモにされても仕方ありません。
4、医師は「自信家」だから、不動産投資ではカモになる
医師は自信家が多いです。
確かに、医師の過去を振り返ってみれば、曲がりなりにも受験戦争に勝って医学部に進学し、医師国家試験を合格してきた過去の持ち主です。
自信があって然るべきでしょう。
しかしながら、なぜか自信満々に

自分は失敗しない
と思っている医師が、結構います。
不思議です。
勉強という局面において、圧倒的に優秀な人の集まりであるにも関わらず、自分の得意な「勉強」をせずに、謎の自信に満ちたまま「よくわからない物件を購入」してしまうカモ医師は、結構います。
なぜ、あえて自分の強みを生かさないのでしょうか。
これでは、医師が不動産投資界隈でカモだと揶揄されても、文句が言えません。
5、医師は「プロ」だから、不動産投資ではカモになる
最後に、医師がプロフェッショナルである事も、不動産投資カモ要素の1つです。
言わずもがな、医師は高度なプロフェッショナルです。
様々な診療科に別れ、自分だけの領域を持ち、専門外の事については他科の医師をプロとして信頼し、コンサルテーションします。
まさにプロとしての日常を送っているわけです。
これが裏目に出ます。
プロの世界では、自分自身の専門性を持ちつつ、相手の専門性も重要視します。
医師はこの「プロとしての振る舞い」が、日常的に身についている事が多いです。
そうでなければ、プロの世界で日常業務を行えません。
これが不動産投資の世界にも、なぜか適用されてしまい

不動産のプロがこう言っているのだから、大丈夫だ

不動産のプロが考えている事は、正しいんだ
と、相手の専門性を盲信するあまり、半ば騙されてしまう場合が見受けられます。
医師の世界は、多大なる信頼で成り立っています。
自分への信頼、他の医師への信頼。
医療行為の全ては、信頼関係に満ち溢れていると言っても過言ではありません。
信頼に満ちたオアシスです。
しかしながら、病院の一歩外に出れば、話は別です。
弱肉強食のジャングル。
むしろ信頼関係を結ぶのは難しく、いきなり相手の発言を盲信するのは極めて危険です。
不動産投資の世界においてはなおの事。
医師がプロであるが故に、プロの発言を盲信し、不動産投資の世界では残念ながらカモになってしまいます。
医師が不動産投資の世界でカモにならないために
医師が不動産投資の世界でカモにならないためには
- 信用力が高い
- 給料が高い
- 忙しい
- 自信家
- プロ
という、5つの理由を1つ1つ潰していくしかありません。
しかしここで「信用力」と「給料」については、医師側の努力の及ぶ所ではありません。
構造上の問題です。
- 忙しい
- 自信家
- プロ
の3つの問題に対して、努力でカバーし、ネギを捨ててカモ鍋から脱出しましょう。
具体的には2つの方法があります。
- よく勉強する
- 簡単に信じない
の2つです。
まず大前提として、よく勉強しましょう。
最低20冊、可能なら50冊くらい、不動産投資関連の本を読みましょう。
医師は「勉強エリート」ですから、存分にその力を不動産投資の勉強にも使いましょう。
間違っても

忙しいから、ちょっと勉強はできない…

俺ならできる!大丈夫!
とかは、思わないように。カモまっしぐらです。
次に、相手を信じない、疑う事を覚えましょう。
不動産投資にまつわる人間全員を、隅から隅まで疑えというわけではありません。
しかしながら「最初から全て盲信する」というような事は避けるべきです。
そんなカモ医師にならないために、医師の不動産投資における失敗事例を、見ていきましょう。
